シドーブログ

寝起きの腰痛を消すストレッチ

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朝起きた時、痛ててて、、、と腰が伸ばせない、

起き上がれない腰の痛みを訴える方が多いです。

そんな時に即効性がありラクになるストレッチをご紹介します。

 

・寝起きで腰が痛い

・腰を反ると腰の下の方が痛い

・立ちっぱなしで腰が痛くなる

 

そんな方にオススメします。

 

このストレッチが効く機序を解説しますが、

めんどくさい方はすっ飛ばして最後の方だけ読んでください。

でも、理解した方がゼッタイ効果あります。

 

 

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腰の骨(腰椎)は積み重なる5つの骨からなります。

 

起床時の腰痛の多くは腰の下の方、骨盤と背骨のつなぎ目、

ココ!と指で指せる限局的な痛みのパターンが多いです。

 

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正常な腰椎は、5つの関節のそれぞれが最大約15°ずつ動くことで

全体としてしなやかに無理なく機能します。

 

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ところが、日常や寝ている間に上の方の腰椎がしなりをなくし可動性を失った場合、

その動けなくなった可動域を下の腰椎と骨盤のつなぎ目の部分で

過剰にカバーしてしまうことが起きます。

 

同僚の働きが悪いためにその分の仕事まで

負わされてるあなたのように。

 

その結果、腰の下の方の関節は過剰負荷となり痛めます。

 

この時、腰を反るとその部分が痛みます。

前屈しようとしてもグキッとなりそうな、頼りない感じがします。

 

 

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腰を反ると痛みが出るので、骨盤の前傾も増悪因子となります。

 

骨盤の前傾の要因の一つに太ももの前面の筋肉(大腿四頭筋)の短縮があります。

ここが短く固まってしまうとその張力に引っ張られ骨盤は前傾し、

腰を過剰に反らなければならなくなるのです。

 

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ですから、セルフケアとしてはこの太ももの前面の大きな筋肉をストレッチします。

 

この時、上図の胸を張るような姿勢をとると

骨盤はストレッチされた大腿四頭筋に引っ張られるように前傾を起こし、

下部の腰椎は反ってしまうのでNGです。

 

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正しくは、

『腰や背中を丸めるようなポジション』を取ってストレッチしてください。

 

局所的にかかっていた腰椎の力学ストレスから解放されて、

痛みはスッとひいてまっすぐ立ちやすくなるでしょう。

 

ただ、これは増悪因子を消し去っただけで根本的なアプローチをしたわけではないので、

しかるべき整体院などで早めの施療を受けることをお勧めします。