シドーブログ

とびこみ営業テロ

20170301

 

サロンで仕事中に電話が鳴った。
そのフリーペーパーの営業の女性がアプローチしてきたのは3回目。

 

あたしは営業の電話で目くじらを立てることはない。

たまに無礼な営業もいるけどそれはそれで面白がることができるので楽しめるんです。

 

それにしてもなかなかしぶとい。
ホームページには「フリーペーパーなどの営業はご遠慮ください」と明記している。

 

しかも前回飛び込みで来たときは

「ごめんね、どんだけ頑張ってくれてもオレ載せないよ」と

玄関先で帰ってもらってるのにだ。

 

根性あるその女性は電話で「載せていただかないのはわかってます。とにかく会ってシドーさんと話をしてみたい」のだという。

 

ハナシヲシテミタイ、、、

 

なんかちょっと面白そうな人だなと思いアポイントを入れた。
そうは言いながらも会話から糸口見つけて、

もしくは魅惑の香水嗅がされて「じゃあ広告一回だけだよ」と

オレが折れるのを期待させていたら悪いなぁ〜とその時は少し案じていた。

 

アポ当日、彼女は来た。

 

入ってソファに座ってもバッグを広げ資料を出すこともしない。

ただ座って笑ってる。

 

「で、何しに来たの?」(遠慮ないオレ)
「お話ししてみたくて。」(遠慮ないアナタ)

 

彼女は美容室や整体院を営業で周り、

これまでたくさんのお店や人と関わって来たらしいが、

ウチの整体らしからぬ内装や雰囲気。

そしてブログやウェブサイトを読んでみて発信していることが

他と違うことにとても興味を持ったらしい。

 

まあせっかく来てもらったから、なぜウチが広告を必要としていないか。

広告がなくてもお客様に選ばれるのはなぜか、

フリー広告媒体の内側にいたらまず気づかないことを話した。
そんな話初めて聞きました!といちいち驚きおもしろがってくれていたが、

「でさ、あなたはゆくゆくは何になりたいの?」と逆インタビューすると、

「じつはもう来月今の職場はやめて転職するんです」と言う。

 

んん?!
じゃあホントに話しにきただけなの!

本気でオレと喋るためだけに来たのならこっちも腹割って話すよ。

 

それからは彼女の相談に乗っていた。
会社の看板がなくなっても自分自身に人が興味を持ってくれるかとか、

自分の価値の上げ方とか。

何歳だか結婚する前までだかにはこうなっていたいという、

わりと明確な目標も持っていて面白い女性だった。

 

1時間割いて良かったと思えた。

 

思った通りの面白い人で良かったですと彼女も喜んでいた。

また遊びに来ますと連絡先を交換して帰っていった。

彼女がいつかまた面白い話を持って来るのを待ってる。

 

 

結局広告の話は一切なく、

入りは彼女の会社の看板だったけど帰る時は看板の外れた等身大の彼女だった。

俺も彼女の事が面白くなった。

あの調子ならいつかフリーになってもやっていけるでしょう。

 

こっちからすると何しに来たかよくわからん人がたまに遊びにくるが、俺はそういう人が大好きなんだなぁ。

 

SNSやブログで定期的に自営業者の誰かが

「営業に仕事邪魔されたガーーー!!」

っていう激おこプン投稿があるけどそれも受け方次第では

オモロイ事が起きたりするのに。

ほんと想像力と創造力だわ。怒ってもしょうがない。

 

そういうSNSの投稿には決まって
「わかるー!」って同調コメントいっぱい来て

負のスパイラルだし。

 

海でもいつも周りをオラオラ威嚇しながら波を横取りするおっさんがいる。

いつも怒ってる。あ〜あって思う。

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