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O脚の解剖学

O脚のタイプ

O脚タイプ

くるぶしを揃えてまっすぐ立った時に左右の膝がくっつかず離れいている状態をO脚といいます。

ひとくちにO脚といっても要因によっていくつかのタイプに分類され、その形態やアプローチ方法も変わってきます。多くのO脚の場合、骨そのものが変形しているわけではなく、生活習慣やカラダの使い方のクセなどにより歪みが起こっています。

根本的な原因を追及し的を絞ったアプローチをすることで美しい脚へ導くことが可能です。

 

よく治療院で脚を両サイドからエアーで圧迫する施術に終始したり、夜寝る時にバンドで膝を縛るなど、左右の膝を直線的にくっつけようとする話を聞きます。

 

膝が開いてしまうのうは結果であり、原因ではありません。開いた膝を締め付けたところで何も改善されません。

 

 

理想的な脚・足の形/軸

 

leg3

 

下肢軸のアライメントが正常であれば、

股関節ー膝関節ー足首の関節が一直線状にあり、

力学的に安定します。(ミクリッチ線)

 

これにより理想とされる正常な脚では、

直立した場合、脚はまっすぐ(180°)よりも

すこし膝が内側に入った角度(174°)をとります。

 

O脚やX脚になると、関節にアンバランスな負荷がかかるため、

関節を構成する組織が伸ばされ、骨や軟骨に変性が生じます。

 

 

 leg10

 

 

足28個の骨は小さな骨の寄せ集めで出来ていて、その骨同士のあいだでそれぞれ関節を形成しています。

足首の関節は(底屈・背屈)(内反・外反)(回内・回外)の三軸のうごきとそれを複合する分回し運動が可能です。

それぞれの運動軸は82°や30°など、理想的には斜めに交わっているのが理想です。この足首の運動軸は生活習慣により壊れ歪みます。

 

leg8

 

 

 膝関節は一つに見えて関節面を二つもつ

 

leg4

膝の関節は大腿骨と脛骨・腓骨からなります。

膝の関節は一つに見えて実は内側と外側二つの関節面を持ちます。

これらは内側の大腿骨の方が外側よりも大きい為、曲げ伸ばしする際には内側ではすべり運動、外側では転がり運動の方が多いという移動量の違いが生まれます。

 

もしも、股関節や足首の関節に歪みや動き方のずれが発生した時は、この膝の本来の動きを阻害され膝の捻れ歪みにつながります。

 

 

最も多いタイプの内旋を伴うO脚の発症機序

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骨盤の前傾

大腿部(ふともも)の内旋

下腿部(すね)の内旋

足関節(足首)の回内

扁平足

骨盤が前傾すると、からだは膝を寄せるどころではなくなります。

股関節ではふとももの内旋が起き、下腿(すねの骨)も内旋してしまいます。

膝は外側へ開いていきます。

骨盤から起因することもあれば、足部かに起因するパターンもあります。

どこから原因が始まったかというよりも、同時に起こっているという方が正しいです。

→IASOのO脚矯正の特徴