足の付け根のでっぱり
昨日のブログ『うかつに立つな。』とはまた別の女性。
この方も普段うかつに立っていました。
前回と似たような片足重心での立ち姿勢ですが、本人も気にしているように骨盤の横(足の付け根)が張り出しています。
以下、文章がややこしく思う方は図のイメージで読み取ってください。
少し身体のパーツや歪みを可視化してみましょう。
(前記事の方と違うのは、大腿に対し下腿の外捻があることです。※このように一見同じ姿勢であってもその機序は様々です。)
大腿(ふともも)は内旋し、ロックしています。
大腿骨の内旋に伴い、大転子(脚付け根のでっぱり)がググッと前方にせりだしてきます。【青矢印】
大転子や大腿骨近位に付着している殿筋や腸脛靭帯などの張力に依存して立ちます。
骨盤は右へ側方移動【白矢印】し、より周辺の筋肉や靭帯への依存度を高めます。
そして、床半力などの非常に大きな力は右脚の付け根方向上方へ突き抜けるように局所に、その負荷をかけ続けます【ピンク矢印】。
横から見てみる
骨盤は前方に移動【白矢印】しながら【後傾】しています。
その結果、骨盤やお腹を突き出したような姿勢にっています。
このように楽な姿勢だと思い込み 、一カ所〜少ない箇所だけへの張力負荷に頼った姿勢をしているとその可動域は行ってはいけない方向へどんどん歪みが加速してゆくことになります。
女性でも両足でどっしり地に根を生やしたようにどっしり立てる方がかっこいいですよ。