立つことを一生の中で教わる機会のある人はそういないでしょう。
いまだに良い姿勢(これも定義が難しいが)というと壁に背中を合わせて立つ壁立ちを連想する人が多いですよね。
素人やモデルさんのコーチングならまだ「残念だね」で終わるけど、
医療従事者や整体師など徒手療法家にも壁立ちを推奨しているところが多く、
残念どころか終わってる。
ウェブサイトにそんな写真載せてるところ、私なら行きません。
治るという概念がそもそも間違っています。
究極「ただ立つ」ということなんだけど。
大前提として本来人間の身体は最小エネルギー状態であろうとします(ココ大事)
なのでただ立つだけであらゆる筋肉が疲れる、体のあちこちが痛くなるというのは何かが間違っているんです。頑張って立つもんじゃあないんです。
「壁立ち」のキーワードで画像検索すると後頭部ー肩ー背中ーお尻ーカカトを壁にピタッとくっつけた画像がたくさん出てきます。どれも良い姿勢として扱われていますが誤りです。
ちなみにアメリカ版のGoogleで同じように、”wall standing””posture wall””stick to the wall””などの言葉で検索しても日本のように壁にカカトから背中までくっつけてドヤ顔で立っている写真はほとんど出てきません。
そこで気づいたのが、たとえwall standhingであってもカカトは壁に付いていない写真が多いこと。
ほら。
ほら。
カカトは壁から離れていますよね。
そもそも良い姿勢イコール胸を張って顎引いてみたいな日本の姿勢教育のような概念がないんですね。
カカトーお尻ー背中ー後頭部のバックラインを一直線に揃えるなんてしないんです。
だいたい実際にやってみたらしんどいでしょう。
これを少しもおかしいと思わずに「これが良い姿勢です!」ってドヤってるプロは素人以下なんです。
なぜウソなのか。どうすべきなのか。
後編へ続く。