先日二度目の京都南座へ行ってきたときのこと。
昼と晩の歌舞伎公演の合間に少しでも時間があって獅童さんの治療ができればというかんじだったのだが楽屋見舞いがひっきりなしでとても無理だった。
朝から晩の19、20時まで25日間休み無しで舞台に立つ。普通の会社勤めのヒトよりよっぽど歌舞伎役者は働きすぎなのだ。
この日、桟敷席でとなりになった元高校教諭だというほぼうちの母と同い年の女性とよく喋った。
「開演に遅れてやってきたからしばらく係員に入れてもらえなかったのよ〜。
ずっと昔からココにかよってるのにね〜。いいじゃないのよね〜!」と
買って来たサンドイッチを頬張りながら幕間はマシンガントークだった。
「中村獅童は本当にすごい役者になったわね〜!!この先彼凄いことになるわよ。」と
言うこともなんだかウチの母と一緒だった。その辺から意気投合し随分仲良くなって、
帰りには「あなたいい出会いだったわ。お名前は?」と生八つ橋をお土産にくださった。
シドーはプライベートではこの人イイと思えば初対面でも結構グイグイ仲良くなる。
あの根明(根暗の反対、ねあか) のZAnPonでさえ「シドー先生初対面の時の距離感凄いっすよね」と初対面の頃を回顧して言っていた。
そういえば東京の友人たちもなんかそんなことを言っていた。
こないだ家族で大きな公園へ行った。
そこでシドーは見た。
4才の息子が見ず知らずの子に近寄って行き
「なあ、名前なんなん?名前だれ?」と直球近付き。
言われた方は突然のことに怯むが名乗る。
んですぐ一緒に遊ぶ。
それからまた今度は5〜6人の集団の輪に入っていく。
バッタが大量に入った虫カゴ指差して「なあ、なんなんそれ??」
見ていて笑いが止まらなかった。これ俺やんって。
そうしたら、一緒に見て笑っていたワイフは「あの子なんも考えてないねん」だって笑。
そう、つまりシドーも何も考えてないんだって。