仁左衛門さん自ら創られた座右の銘『不逆流性』
-流れに逆らわず流れを活かして生きる-
あたしも今年は特にこれを肝に銘じようと思います。
これは決してラクして流される「待ち」の意味ではないですよ。
常に流れの中にいなければならず、また自らも流れを作っていなければならない。
ぼやっとサボっていては流れに逆らわないとか活かすとか無理なんです。
奇しくも1年前のブログでも方丈記の冒頭を引用しながら『流』の事を書いていました。
社会全体の価値観や常識とされてきた認識・思想は本当に正しいのか”流されないよう”自分のフィルターでものを見よう、と。
流されないように、と言ってみたり流れに逆らわずと言ってみたりなんなんでしょうね笑
まあ、意味は違いますが。
年頭になるといつも流れを意識するようです。
昨年末にTBSで放送された情熱大陸の片岡仁左衛門さんはこれまたすばらしかったです。
観ました?観てね
語気をあらげることはないが圧がすごい。
周りの役者陣もビッとなる。
そしてその所作と色気が齢72にしていまだ衰えるところを知らない。
本当に憧れます。
行く河の流れは絶えずして、
しかも、もとの水にあらず。
淀みに浮かぶうたかたは、
かつ消え、かつ結びて、
久しくとどまりたるためしなし。
世の中にある、人とすみかと、
またかくのごとし。
:方丈記