今年も一泊二日で奈良県の山奥、天川村のコテージへ行ってきました。
今回は4家族パーティー。
鮎などの川魚が泳ぐ相変わらず透き通った水が迎えてくれます。
今回も昨年泊まったのと同じ特大コテージ。
大人17人まで宿泊可能の2階建の立派なゆったりコテージです。
ここでシドーの目的は3つ。
1つ、大人たちと同じように子供たちも手伝い働くことを楽しみながら自主的に行動させること。
日常の皿洗いやゴミ出し弁当を作るなどのルーティーンには面白さを見出せませんが、
野外に出てなにか大人が作業をしていると自然と子供達は興味を持って近づいてきます。
「自分もやってみたい」と生きるためや人のために作業をすることに
面白さを見出してほしい。
2つ、自分の殻を破るようなチャレンジをしてほしい。
例えばうちの子供達はスイミングスクールに通っています。
それは都会の中にいながらも「泳げた方がいいから」という
親の意向で通わされているもの。
泳げるようになることが目的であってそのために
進級試験を受け上手になってゆく。
海や川に出た時に初めてその技能が遊びに応用が効くことを知る。
本人がしらずとも、水を怖がらず頭から飛び込んでみたり
深くまで潜ってみたり、足のつかない深さの向こう岸まで何度も往復してみたり、
臆病になってはいけない。
「ちょっとこわいけどやってみたい!」にチャレンジすること。
3つ、これがとても大切なんだけど、大人が精一杯遊んでいるところを見せること。
今回わたしは何度も大きな岩場から飛び込みました。
娘と一緒に深いところを何度も泳ぎました。
大人って勉強しろとか歯磨きしろとか口うるさい年寄りで、
人によっては家で会社の同僚や上司の悪口を子供の前で聞かせてしまっているかもしれません。
大人になることに幻滅させてはいけません。
大人になることは自由じゃなくなること?
子供のうちが人生で一番楽しいの?
そんなことはないよ。
ということを私が子供のようにチャレンジし遊んでいる姿を見せることで
大人になってもワクワクするんだということを知ってほしい。
灰色の大人像を見せてはいけない。
人生はカラフルなんだと。
ちなみに天川村コテージのフロントにスイカ割りに適した重めの棒ありません?
(やったことある方はわかると思いますがその辺に落ちているスカスカの木では豪快に割ることはできません)
と聞くと、あるよ!と空洞を樹脂で埋めた鉄パイプを手渡されました。
ほんといいコテージ。
あとでちゃんと放流しました。
もうひとつ追加するならば、
いつか日常で嫌なことがあったり行き詰ることがあったとしても、
逃げる場所があること。
狭い世界だけにとどまらないこと。
旅や自然、
新しい友人や
一度きりでも出会う人全てが
仕切り直す手助けをしてくれることを知ってほしい。