シドーブログ

こんな姿勢分析やってませんか?【指標ポイント】

姿勢分析を愛し姿勢分析に愛された男としましては

散々ネットでも情報を調べるわけです。

 

ところが残念ながら姿勢分析を一つの治療院のコンテンツとしながら

トンデモなく惜しいサービスを行なっているところもたくさん目につくのでございます。

 

いくつか例をご紹介していきながら、

従来行なっているものを疑ってかかり

より良いものを提供できるきっかけにしていただければ幸いでございます。

 

 

その1、指標点がそもそも間違っている。

 

これはヤパいですね〜。

web上で最もよく見かけるもので、

姿勢分析の概念そのものがずれています。

 

よくスクールで教えていたり本に載っている多くの姿勢分析では、

「頭蓋・肩峰・大転子・くるぶし」

のPointをとり

それらが一直線上に並んでいるかを見ると教えられることが多いです。

 

が、それでは何の役にも立ちません。

 

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この見方ですと、

腰が反っていようが胸を張っていようが

お腹を突き出していても

背中が丸まっていても

データとしては同じということになってしまいます。

 

 

そもそも姿勢分析で何を見たいかというと、

なぜ身体が壊れるかということ。

 

その人がどういう状態であれ立っているということ。

それは力の関係です。

 

重力下で生活している我々の身体にどのような負荷(力)がかかっているか。

・筋力

・位置エネルギー

・圧力

・関節負荷

などをいかに代償しながら立つという動きを完了させているか、です。

 

 

どこで余計な支点を作り、

連携が途切れているか。

 

身体の機能まで見えなければいけません。

 

 

 

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なので、見るべきポイントは表面ではなく

中身です。

 

見えますかー?

胸郭・腹部・骨盤・下肢

 

大きな各パーツがどのように重力下で載っているのか。

それを知るためにそれぞれの質量中心が見るべき指標点の始まりとなります。

 

どの種類のチカラによって相殺されているのかを知ることができます。

 

 

以後、数回にわたり「基本的な」姿勢分析の考え方をドロップいたします。

見立てのスキルが上がり、

壊れかたが見えるようになり

多くの方の役に立ちますように。

 

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