シドーブログ

シドー怒る、いや憂う。

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憂いていることを現実に目の当たりにすることがたまにありまして、

あたくし一喜一憂憂憂憂な感じです。

プロが顧客の体を壊してしまうこと。

 

学ばない・疑ってかかる気の無いセラピストの妄信的に良かれと思っている施術において身体を壊されてしまうこと。

 

それも継続的に確実にじわじわと!

こわ〜〜い。

これがまた姿勢が絡んでいるから人ごとでは済まないんだなぁ。

そんなことある?と思われるかもしれないけどままあることなんです。

 


 

昨日初めて来られた女性は一年半つづく頚部の痛み。

 

話によると心当たりの発症要因はなく整形外科を回った後、整体院やストレッチ専門店通いをしているらしいです。

 

通えども良くなるどころかどんどん悪くなっていくような痛み。長いこと遠巻きにうちのwebをみていたが意を決して来られた。

 

 

身体をみる。姿勢をみる。

 

ん・・・?

んん?????

 

本来丸みがあるのが正常な胸椎だが、異常に中部胸椎だけ(背中の真ん中から少し上にかけて)が反ってフラットである。

 

シ「普段わりと姿勢に気をつけてます?」

 

客「もともと猫背なんで気づいたらピッとするんです。」

(いや〜でもね、それだけでこうはならない局所的な過剰伸展ですよぉ)

 

シ「ストレッチ専門店でグワーッと膝に背中乗っけてのけぞらされてます?」

 

客「それそれやってます!」

客「あと姿勢と体型も気になるからトータルでグイグイやってもらってます」

 

シ「、、、またか」

「それね、はっきり言って身体壊れてってますよ。」

 

客「エーーー!!でも確かになんかおかしいなとは思ってて、

足もどんどん硬くしんどくなるし」

 

つーことでその時の立位姿勢がこれです。

 

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ぱっと見問題がよくわかんないですかね?

軽く注釈を入れると、

 

IMG_1066

 

上中部の胸椎(背中)はベタフラットにさせられて、

その分、頚椎胸椎移行部(首の下の方)のホント短いユニットだけで過剰に屈曲を余儀なくされております。

 

このタイプは絶対に背中を反らしちゃあダメなのにグイグイやられてたわけです。

 

通っているお店の施術と姿勢教育によって

骨盤を前へ突き出し!

胸を張り!

身体の各所を固める姿勢が出来上がっており、

見事に機能は壊れてしまっている。

 

シ「立ってんのシンドイでしょ。」

 

IMG_1067

 

そして特筆すべきは骨盤。

 

ここまでのは久しぶりに見た、過剰に前傾した骨盤。

通常は前側が指の太さ一本分下がっている程度なんですが4本分ほど前下がりでした。

股関節は窮屈に固められ運動性能は激減し鼠径部周辺を通る液体の流れも制限されます。

 

身体と脳は私がやるから、○○さんはこれまで教わったこととか色々忘れましょうね。と私に任せていただくことになりました。

 

 

あらゆる体へのアプローチの手法があって、そのお店の特色があってそれでいいと思う。

ただその身体がどうやっておかしくなっているのか、どうやったらこれ以上壊れてしまうのかって、それは体を良くする上で大前提として必要な作業であり準備なはず。

 

目の前に固いところがあればほぐして伸ばして緩める。

動きが悪いところがあれば片っ端から動かす。

やみくもにそんなことをやってたら確実に体は壊れる。

しかも施術の刺激が強ければ「やってもらった感」にわりとその場は満足する。

 

そんなのはプロの仕事ではないね。

 

学び頭を使い続ける治療家と、雇われている院やチェーン店の流儀・教義を疑わず止まっているヒトとでは圧倒的な差が開き続ける。

 

とにかく目の前の人を助けることに貪欲になること。

 

 

[今後のセミナー]

なおすために壊れ方を知る。

機能の先の美しさを作る。

身体の声をきく。

BA姿勢分析アプローチセミナー大阪5期 第一回 10/21(日)直前割

https://www.facebook.com/events/179507409598056/