今をときめくロルファーの藤本靖先生。
立て続けて出版される著書とテレビラジオのメディアにも多く出演されている。
まあ有名だろうがなかろうが、すばらしい先生であり今日のセミナーで得られたことは非常に大きかった。

一時期、セミナーの受講を意図的に減らしていた時期があるのだが、その理由の一つが自分の構築してきたもの、日常に用いている施術法の数々が乱雑に入り乱れていた為。
まずは患者さんの発症機序を考察。
その後、自分の施術の一つ一つが押しているのか引いているのかよくわからなくなっているまま、とにかくどっちにしろ感覚の赴くままアプローチし相手の身体は良くなってゆく。
治療成績は悪くないから問題はなくむしろそれでいいのだ。という考えもあった。

表と裏の治療法があったとき自分がどちらを選択し相手にとってそれがベストな方法なのか。
これまでおぼろげに見えていた身体の波や風や層をはっきりと見ることができ、それに引き込まれない為の自分のあり方や距離感も把握できた。
これまで良かれと思いやっていたことが患者さんの自己調整力を低下させること。
覚醒させるタイミング。
今、あたしの欲しい領域の道筋を示してくれる先生であった。