陸上の世界選手権(韓国・テグ)第4日は30日、女子5000メートル予選が行われ、新谷仁美(佐倉アスリート倶楽部)が15分31秒09で決勝進出を果たした。絹川愛(ミズノ)はわずか及ばず、予選敗退となった。杉原加代(デンソー)も姿を消した。
以下、新谷のコメント。
「特に決勝を狙ったっていうわけじゃなく初体験だったので、自分が守るものなんてないし、世界で通用するとも思っていないので、空の状態で走れたのが逆によかったのかなと思います。
(最初から飛ばしたのは)どう思われようが自分のペースでいこうと思っていたので……。あんまりよくない性格が効いたのかなと思います。自己中心的でわがままな性格が世界で通用したのかな(笑)。コーチの方からも、ケニア勢が上げ下げするペースでいくよりも、最初から自分のペースでやった方がプラス(タイム上位5人)でも引っかかるからという言葉をいただいていました。私は頭も空っぽなので、だからできたのかなと思います。今ではこの空っぽな頭にちょっと感謝しています。本当にその通りにいい結果が出ました。
(追いつかれてからは)これが当たり前の世界ということをすんなり受け入れて、粘ることに切り替えていきました。(ペースは)上がっているという感覚はなかったんですけど、ついていけるペースだったんで、最後に落ちても、プラスで拾われなくても、粘って粘ってという感じでした。(決勝は)わたしの性格上、ついていくことが苦手みたいなので、ちょっとでも前の位置で走れたらいいなと思います」
SPORTSNAVI から引用