保育園最後の音楽会が終わりました。
せがれは木琴担当だったのですが、練習が始まった頃は
「できているのに自信がなさそうに叩いている」と先生から聞いていました。
父親としてはピアノも習ったことがない彼が木琴なんかできるとは思えないくらいだったんです。
それでも、彼は家で音楽会の練習の話を一切しませんでした。
努力しているのを見られるのが嫌なタイプで、俺もいちいち見せるべきでないと思う。
自分ができないことを知っているからこそやってくる不安や臆病。
それが大事。
臆病だから努力する。
「根拠のない自信が大切」とよく言うけれど、
それはちゃんと自己否定ができるからこそ。
そして成果ばかりを親が求めると子供はできているフリをして
その都度取り繕うようになってしまいます。
プロセスを親は見ていることをやんわり知らせたほうがいい。
一度だけ、「ビデオカメラ席の最後列のパパまで聞こえるように堂々と叩かないと、それは存在してないのと一緒だよ」と言いました。
さて本番、迷いのない堂々と演奏する彼の姿に胸を打たれました。
もう、自分で考え悩み努力して自信をつけ達成するまでのプロセスを体験したんだ。
今回の成功体験は自分でつかんだ、また格別なものだったでしょう。
終わった後も飄々としていましたが。
どや顔も板についてきました。
一致。
受付中 プロ治療家セラピスト向けセミナー 【シドー大学】 2017/01/29
前回 第一回シドー大学の様子