初診時の問診というのはすごく大事ってことぐらい誰でもわかる。治療の大きなヒントとなる言葉やなんかをうまい具合に引き出す。
本人が関係ないと決め付けているようなことが実は重要だったりすることもよくあるので聞き方にはテクニックがある。
そんなわけで、学生や後輩にはよくそれだけの練習を繰り返しさせたものだ。
こないだ、ＩＣレコーダーで初診時の僕とお客さんの会話を録音してみた。あとで聞いてみるとけっこうひどい。
「いやっ、そこもうちょっと突っ込むとこやろ。」とか「その聞き方じゃ情報引き出されへんわ～」みたいに自分に突っ込む。突っ込みどころ満載（笑）
自分の仕事を客観的にみてみると面白い。長年の”できる”という慣れが話を聞くという単純なことを下手くそにしていた。
治療家の自己トレーニングとしてはいいかもしれない、ＩＣレコーダー。
毎日通勤時にこんなの聞いてる奴気持ち悪いっしょ（笑）。オレもそう思うから。