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アスリートは足首が固くて良い。足首弾性強盗事件

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うちはスポーツ専門ではないのでバリバリのアスリートをみることは少ない。

けれども月に 1~2度はトレーナーや関係者からのご紹介でスポーツ選手やダンサーの方が来られる。

 

私のところへアスリートが来る場合は、どこか他所で診てもらったが芳しくなかったケースがほとんどである。

 

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その中で最近立て続けに起こった「足首ダルダル事件」がある。

のちに「足首弾性強盗事件」と言われる。

 

治療院やストレッチトレーナーから足首が固すぎると言われ、ふくらはぎを揉みほぐし執拗にストレッチを繰り返した結果、足首が「柔らかくなってしまった」アスリートたちの話だ。

 

 

そもそも我々一般人とアスリートの身体は違う。

一般人で言うところの足関節の背屈制限はそのまま当てはまらない。

 

 

足首が固いというのは、骨・関節・靭帯・腱・筋・筋膜など様々な組織に由来する。

 

たしかに一流のアスリートやダンサーの足首は背屈しにくいが、それは鍛えられた腱や筋膜の弾性によるものであり、そのバネを使って競技をしている。

 

それは、カンガルーの驚異的なジャンプが、その強力な腱や筋膜の吸収・放出するエネルギーによってもたらされているのと同じように。

 

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狭義での背屈制限ではあるが必要なものなので、それを奪うとパフォーマンスの低下や怪我に繋がることがある。

 

というわけで、

目の前の固いものを何でもかんでもほぐしてストレッチして関節可動域をあげれば良いと思っているセラピストには大切な身体を触らせない方がいいです。

それはアスリートだけでなく一般の方に対しても同じです。

 

 

 

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シドーブログ 月別アーカイブ: 2019年5月